『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(68/120)
- 動機
タイトルとなんかはてなの注目商品にのぼってたから。嘘だけど。
- 感想
感想を書くのに全部○○みたいだった、っていう表現を使うのって楽じゃないですか。あんまり頭よくない感じがしますけど。どう見えようができるだけ楽なほうを選ぶのが私なのでそういう風に書きますけど、文体っていうか掛け合いが西尾維新というか戯言シリーズみたいで話が西尾+乙一っていうかGOTHみたいでそれに前ファミ通文庫にあった『永遠のフローズンチョコレート』みたいなネタをふりかけたような小説でした。なんか「西尾維新みたい」っていう表現をとりあえずどのラノベにも当てはめるっていうのは頭悪げでいいと思います。禁書目録って西尾っぽいのかなぁ。どっかで言われてましたけど。いや詳しくは知らないですけど。
ていうかこんな他社の本の引用して設定が西尾維新西尾維新してたらそりゃあ物議も醸すっつう話だと思います。ラノベからだけとかじゃなかったし、たぶん。あとネタバレなんですけど殺人鬼周りのトリックがまんま乙一さんの『GOTH』なのはどうかと思いました。わかんない人にとってわけがわからないことを掛け合いのときに言われると話についていきづらい気もするのであんまりネタをひっぱってきすぎるのは好きじゃないです。
少なくとも西尾維新が量の割に高め*1の講談社BOXで書いてるアレよりは文庫だし手に取りやすいのでこのままポスト西尾みたいな立ち居地になってほしいです。なんかそのまま自然消滅しそうな気もしますけど。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫)
- 作者: 入間人間,左
- 出版社/メーカー: メディアワークス
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 文庫
- 購入: 9人 クリック: 420回
- この商品を含むブログ (318件) を見る
*1:っていう印象