9S 1〜6・ないんえす?

面倒なのでまとめて書きます。

  • 動機

異能バトルものが急に読みたくなったから。しかもなんか月姫っぽいとかっていう噂を聞いてもう我慢できません。
あと山本ヤマトさんの絵目当て。

  • 内容

いつもの引用は量の問題とかでカット。


だいたいの感じは、天才ゆえに危険視され、社会から隔離された少女・峰島由宇と、暗殺者の血を引く少年・坂上闘真とが、超科学の産物である「遺産」を軸にした陰謀、事件に巻き込まれていくっていう話。あと由宇の親父の雄次郎と由宇の関係とか主人公の本家である真目家のいろいろとか。
すごく真新しかったり斬新な展開とかじゃないんだけれど、それ故か安定した出来の良さ。脇役の扱いが若干酷い気がしますが。


遺産の扱いもレールガンとか凄いアーマーとかまだ普通のSF兵器ちっくです。ナイトウィザードやS=Fを知ってる人とかは遺産って聞くと海産物アーマーで光線を打ちますがそこまでぶっとんだものはありませんでした。ちょっと期待したんですけど。



主人公の闘真も優しく誠実でどこか間の抜けたというか緊張感の無い感じのどこかで聞いたような気がする人。まぁ裏の方がまだマイルドな感じの書かれ方なのでいい人っぽさが記憶に残ります。ああ戦闘能力は、彼は何処の完璧超人なのか聞きたいです。というかⅥのラストかっちょいいよ。


ヒロイン2人(妹・由宇)はどっちもツンデレ。つうかそういう展開は少ないので大してツンデレとかどうとかという印象は薄いです。エロも薄いですし。
ないんえす? で少しは補完されるのかと思ってたら普段の天才っぷりとのギャップを楽しむものだったらしく自分には合わない感じでした。というか最後の妹と由宇の料理対決みたいなのは流石にどうかと思いました。




んで動機の月姫っぽいっていう噂というか評価を聞いて読んでみたというのですけど、まぁそう思うよなぁ。という感じでした。
だって裏人格が殺人狂の二重人格でピンチになると切り替わったり、銘付きの伝統の小刀を抜くと切り替わったり、なんか子供時代に屋敷で大量殺人の後を悪夢で見たり、「硬さとかを無視して」モノを切れたり壊れ易い点がどうのこうの言ったり、妹がツンデレで主人公の本家のお嬢様で主人公の呼び方が「兄さん」だったり、とまぁこんな感じです。
どちらかというと「月姫っぽい」ではなく「遠野志貴っぽい」ですね。別にヒロイン殺さないし*1復活もしないですし多分人外でもないですし。
まぁちょこちょこ設定が被ってるっていうだけでしょう。だけだと思いなさい。

  • 総括

普通にラノベっぽくて面白かったです。軽く読めて後味爽やかですよ。
というかあくまでも全体の感想です。が、各巻の感想を書いても総感想よりも少なそうなのでやめたのです。感想が「面白かった」で終わる作品っていう感じ?でした。
でも7巻がすげえ気になるのー。

9S(ナインエス) (電撃文庫)

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9S〈ナインエス〉II (2) (電撃文庫)

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9S(ナインエス) III 〈3〉 (電撃文庫)

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9S(ナインエス)〈4〉 (電撃文庫)

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9S(ナインエス)〈5〉 (電撃文庫)

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9S(ナインエス)〈6〉 (電撃文庫)

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9S(ないんえす?)SS (電撃文庫)

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*1:殺したいというか戦いたいっては言う