『氷菓』(20/120)

  • 動機

よく見てるサイトさんで紹介されて、読みたくなったから。強いて言うなら無気力くんが主人公なのと青春小説らしかったから。

  • 感想

「やらなくていいこなら、やらない。やらなければならないことは手短に」がモットーの省エネ主義の主人公の折木奉太郎が、千反田えるが原因で学園でおこる些細な、というか殺人事件でない事件を解決したりする話。メインは千反田の叔父との古典部が関わる記憶を思い出させること、なんですけど。
ミステリとしての事件の難易度は最後の以外はそんなに高くないように感じました。そんなに推理小説とかミステリーを読まない私でもまだ解けたくらいですし。どちらかというと青春小説の面の方がつよい感じです。そちらの部分はこの本ではまだそんなに書かれないのですがそれでも楽しそうにみえる学校生活はいいものだと思いました。
なにより最後の結末、というよりネタばらしというのかがすごく好みの感じで終わっていて良かったです。折木かっこいー。総じて面白かったです。

氷菓 (角川文庫)

氷菓 (角川文庫)