『クドリャフカの順番』(22/120)

  • 動機

上に同じ。

  • 感想

学園祭中に起こった古典部のトラブルと、「十文字事件」を主人公ら古典部が推理解決しようとする話。やっぱり人は死なないよ?
今回は推理よりも、学園祭という舞台だからなのかトラブルの方の解決に奮闘するのもあるからか青春小説の面が強め。いえミステリ部分もよかったですけど、視点が主人公以外にも古典部メンバーの誰かに変わるので千反田の心情とかも分かるからか、伊原の視点が結構な感じで青春してるからか。でも漫研だったかが女子多いなんてのは幻想もしくは質が略。
主人公がこの巻でやっと無気力に見えました。今までのは千反田とかが絶対関わってて無気力描写(?)が無いまま事件に向かってた気がしたんですけど、今回は立場上無気力な、でも巻き込まれていく彼が見れて満足。無気力君とはこうあるべきだー。ていうか最後の方の折木くんは相変わらずかっこいいなぁ。
春分たっぷりで面白かったです。

クドリャフカの順番―「十文字」事件

クドリャフカの順番―「十文字」事件