『新興宗教オモイデ教』(55/120)
- 動機
雫の元ネタで気になったのと、筋少聴いてたら小説も読みたくなったから。
- 感想
1カ月前に学校から消えたなつみさんは、新興宗教オモイデ教の信者になって再び僕の前に現れた。彼らは人間を発狂させるメグマ祈呪術を使い、怖るべき行為をくりかえしていた―。狂気に満ちた殺戮の世界に巻き込まれてゆく僕の恋の行方は?
いやー、まんま雫というか、雫がそのまんまこの本ですね。ある程度の違いはあるんですけど、それでも似通ってるのがよくわかるっていうか。毒電波はそのまんまメグマ祈呪術ですし。
話は普通に読める感じでした。もっと舞城みたいなスサマジイ文章だと思ってたのもあるんですけどね。ゾンは非常にロックな人でした。あと男は大抵が人でなしかキチガイで、女は一途で頭のちょっと弱い感じのしか出てこない偏った小説でした。
あと主人公がほぼ空気。お前いつからそこにいたの? とか聴きたくなるくらいに空気。主人公も雫まんまです。爆弾とか言うな。
あーでも間違った感じな気がしますけど楽しめました。とりあえず次はグミ・チョコレート・パインを読みたいです。
- 作者: 大槻ケンヂ
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1993/04
- メディア: 文庫
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