『ブルースカイ』(31/120)
- 動機
桜庭一樹さんだから。っていうかこれ買ったの2月くらいだった気が。3ヶ月ちょっとは放っておいたのか・・・・・・・・・
- 感想
西暦1627年、ドイツ―魔女狩りの苛烈な嵐が吹き荒れるレンスの町で、10歳の少女マリーは“アンチ・キリスト”に出会った…。西暦2022年、シンガポール―3Dアーティストの青年ディッキーは、ゴシックワールドの昏い眠りの中、絶滅したはずの“少女”というクリーチャーに出会う…。そして、西暦2007年4月の日本。死にたくなるほどきれいな空の下で…。3つの箱庭と3つの青空、そして少女についての物語。
なんか引用するほうがやっぱり楽ですね。手間暇かからず。
少女の心理描写の文章があいかわらず好きな感じだったのでよかったです。ていうか「第二の箱庭」のとこで穿ってた考えが出てきてて、ああそんな気もするなぁ、なんて。今回は各話のタイトルも好き。
んー展開はある程度は先が読める感じ。最後の3日間は、どっちかというと薄いかなぁ。前3話分で説明終わり、みたいな。
SFっぽさは、どうだろう、第二の箱庭が一番SF味が強い? かなぁ。そこらへんは普通の奇抜な展開とかがないSF。つまらなくもなく特別すごい展開があるわけでもなく。丁寧? とかそういう印象。でも強化老人っていう単語はすげえと思いました。最後の一文も。
うん満足。よかったよかった。
- 作者: 桜庭一樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2005/10/07
- メディア: 文庫
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