『All You Need Is Kill』(33/120)
- 動機
どこだったかのライトノベル必読リストVerβだかなんだかに載ってたから。
- 感想
「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」
敵弾が体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す。出撃。戦死。出撃。戦死―死すら日常になる毎日。(以下なんかバレると面白くなさそうなんで省略
な話。ループもののSF?
なんて言ったらいいのか、こうループモノって繰り返しのなかのデジャヴとか、ループの仕組みを解き明かすのとか、繰り返しながら成長していく主人公とか、コレは有り無しがあるけどループしていることでおこる諦念とかが面白さだと思うんですけど、それらが全部入っててよかったです。あと主人公かっちょいいなぁ。まぁかっこよくない主人公ってのはどうなんだろう、そういうのが好きな人ならいいんでしょうけど私は駄目なのでこの作品は非常に満足です。
SF部分っていうのか実在の国とちょっとだけ違う架空の国で異邦人が攻めて来てますよ的な? 異邦人がなんなのかがいささか分量少ない気もしましたけど別に気にならなかったので少なくはなかったということでしょう。設定がSFっぽい。そんなSF読んでるわけじゃないからよくわかんないんですけど。終わり方は普通だけど最後が好き。あとループの仕組みは結局理解しきれなかった気がしました。
っていうかスーパーダッシュ文庫じゃなくて、どうせならスラムオンラインも出してるハヤカワさんの方で出したらいいのに。ってくらい気に入った感じ。面白かったです。
All You Need Is Kill (スーパーダッシュ文庫)
- 作者: 桜坂洋,安倍吉俊
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2004/12/18
- メディア: 文庫
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