『GOSICK Ⅱ‐その罪は名もなき』(44/120)

  • 動機

『GOSICK』のときと同じ。

  • 感想

「“灰色狼の末裔”たちに告ぐ。近く夏至祭。我らは子孫を歓迎する―」新聞の広告欄に掲載された謎のメッセージ。それを見て熱病にうなされるように、学園を飛び出すヴィクトリカ。彼女と九条一弥は、ある山間の小さな村を訪れる。そこは、ヴィクトリカにとって忘れ難い場所であった…。夏祭りが近づく謎多き村で起きる不可解な殺人。そして過去に起こった不可能な殺人。二つの事件に巻き込まれていくヴィクトリカと一弥は、混沌の欠片を集め、確実に真実へと近づいていく。祭りの篝火の向こうにある血塗られた真実とは?絶好調ゴシック・ミステリー第二弾。

という流れ。


推理部分もわりと易しめな感じ。続きもの独特の全体の話の謎を、ひとつひとつの巻ごとに積み重ねていけるのはいいことだなぁと思いました。伏線好きなので。
あと『我は咎人にあらず』っていうのはかっこいいと思いました。


アブリルは相変わらず好きなのですが、ヴィクトリカも、まぁ今やありきたりの表現になってしまったツンデレでよかったんじゃないでしょうか。泣き顔の挿絵はすばらしいと思います。ハーマイニアは絵とかメイド服に騙されてて実際は超怖いと思います。思うっていうか超怖かった。


あとがきで満足なんで良かったです。シリーズものなんでミステリ分が少しずつ貯まっていくのが心地よい感じ。