『幸福な遊戯』(64/120)

  • 動機

なんで買ったのかもう覚えてないです。買ったのが8ヶ月前なのもありますけど。

  • 感想

ハルオと立人と私。恋人でもなく家族でもない三人が始めた共同生活。この生活の唯一の禁止事項は「同居人同士の不純異性行為」―本当の家族が壊れてしまった私にとって、ここでの生活は奇妙に温かくて幸せなものだった。いつまでも、この居心地いい空間に浸っていたかったのに…。表題作「幸福な遊戯」(「海燕」新人文学賞受賞作)の他、2編を収録。今もっとも注目を集める作家、角田光代の原点がここにある。記念碑的デビュー作、待望の文庫化。

あぁ、上の引用を見て気付いたんですけどデビュー作なんですね、これ。最近角田光代さんの名前を聞いたので買った当時は知らなかったんですけど。


短編が3つ収録されてるんですけど、どれも結構短いです。無愁天使っていうタイトルと3つ目の『銭湯』が好きです。というか『銭湯』で視点になってる人の考えに一番同調できる、っていうだけなんですけどね。
強調して面白かったって言うのとはまた違う感じでしたけど、今まで読んでない感じの話だったので読んでよかったです。

幸福な遊戯 (角川文庫)

幸福な遊戯 (角川文庫)