『アヒルと鴨のコインロッカー』(65/120)

  • 動機

作家さん買い。伊坂幸太郎さんの作品だから。

  • 感想

引っ越してきたアパートで、最初に出会ったのは黒猫、次が悪魔めいた長身の美青年。初対面だというのに、彼はいきなり「一緒に本屋を襲わないか」と持ち掛けてきた。彼の標的は―たった一冊の広辞苑。僕は訪問販売の口車に乗せられ、危うく数十万円の教材を買いそうになった実績を持っているが、書店強盗は訪問販売とは訳が違う。しかし決行の夜、あろうことか僕はモデルガンを持って、書店の裏口に立ってしまったのだ!四散した断片が描き出す物語の全体像は?注目の気鋭による清冽なミステリ。

二年前の話と現在の話がクロスして真実とかそういうのが明かされていく、・・・・・・・・・・・・・・ミステリ?かなぁ。まぁミステリ・フロンティアから出てるのでミステリなんじゃないかなぁ。どうもミステリっていう印象が薄いです。


とりあえず河崎はいいキャラしてました。これを読んだあとなるたるを読んだら河崎って鶴丸っぽい考え方してるなぁとかって思いました。ドルジもいい感じだと思います。ソウデスカ。とか。
トリックについては割と簡単なので、ていうかパズラー読み? っていうか自分で謎を解こうとするタイプの読み方をしてしまうのでそこらへんは普通でした。ちょっとだけ陽気なギャングの名前が出てきてニヤリとさせられました。響野かーなつかしいにゃー。


なんにせよ軽快な会話とかは十分楽しめたのでよかったです。

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)

アヒルと鴨のコインロッカー (ミステリ・フロンティア)