『太陽の塔』(52/120)
- 動機
なんかいつも見てるブログさんで取り上げられてた(当時)から。あと大学生活を書いてるっぽかったから。あと文庫だったし。
- 感想
私の大学生活には華がない。特に女性とは絶望的に縁がない。三回生の時、水尾さんという恋人ができた。毎日が愉快だった。しかし水尾さんはあろうことか、この私を振ったのであった!クリスマスの嵐が吹き荒れる京の都、巨大な妄想力の他に何も持たぬ男が無闇に疾走する。失恋を経験したすべての男たちとこれから失恋する予定の人に捧ぐ、日本ファンタジーノベル大賞受賞作。
そんなの。
主人公と友人の自己正当化っぷりがすばらしかったです。つうかそんな大学生活は送りたくねえ。って言いたくなる感じの。伊坂さんの『砂漠』とはえらい違いだなぁって思いました。まぁそんなんでもええじゃないかええじゃないか。どうでもええわけがないのです。
というかコレに続いて意識して買ったわけでもないのに3冊くらい主人公が駄目人間の話だったのは何かの陰謀に違いないです。ともあれ面白かったです。
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
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